今さらながら夏期新番組の感想など

mixiの方にぽちぽちと感想を書いてたりもしますが、春先に負った「3週間遅れ」の蓄積がいまだに解消できずにいます。まあ以降は1週間に1週間分視聴するというペースを継続しているわけですが、それ以上のペースに上げることができません。夏休みというありがたい仕組みを活用することもできますが、実際にはほぼコミケ対策に費やされてしまいそうですし*1、今週から「BSアニメ夜話」が始まるというのも視聴が進まない一因になってしまいそうです。

さて、夏の新番組ですが今のところだいたい各2話目くらいまで見ました。もう8月だというのに…。
イチオシしておきたいのは『コヨーテラグタイムショー』でしょうか。素直なSFアクションなのかなぁと興味を惹かれるとっかかりも良かったし、2話目以降の展開を見て『SoltyRei』みたいな話なのかとか思ってしまいましたが、それはそれで期待できそうです。クオリティも全体的に高めだし。
次に推せるのは『無敵看板娘』かな。ゲラゲラ笑えてしまいました。あとは『僕等がいた』なんかもいいかも。大地監督で少女マンガ原作ということで『フルバ』を思い出してしまうけど、あれの名作っぷりを考えればこういう大地風味の恋愛モノに期待するなという方が無理というものです。『NHKにようこそ!』はずいぶん前に原作を読んだ記憶があるけど、ちょっとキテレツ風味な演出が上手く効いてて面白い。エンディングが大槻ケンヂというのも個人的にはポイント高い。追加っぽい書き方をしてしまいますが、『ハチクロ2』は相変わらずという感じでこれも良し。『貧乏姉妹物語』で坂本真綾が『ホスト部』に加えて今期2本目の主役という辺りも注目かな。

『出ましたパワーパフガールズZ』はカートゥーンのオリジナルのファンだったので期待はしてたんだけど、案の定というか最大の魅力であるはずのアメリカンブラックジョークがすっかりスポイルされてしまって、優しいお子様向けアニメになっていたのでがっかり。浦沢義雄脚本だから想定通りではあるし、それゆえにできる期待ってのもあるんですけどね。
財前丈太郎』がいろんな意味ですごいアニメだったというのも今期のトピックとして挙げられるでしょうか。話自体は面白いと思えるんだけど、いかんせん奇をてらいすぎた演出とかツッコミどころが多すぎるな。『まもって!ロリポップ』も正しいローティーン向け少女マンガということでの期待はあるんだけど、いまいち作画が不安定なのが気になるところ。局によっては深夜に放送してたりもするので、誰に見せたいのかがいまいちわからんし。

今放送中のものを継続作品を交えて考えると、『NANA』が一番面白いかな。今さらながらこの作品の人気が出る理由がわかってきた気がします。次点で『ひぐらしのなく頃に』。ちょっと作画面での不安が終始漂うけど、やっぱりこの作品の人気が出る理由がわかってきた。あとは『ゼーガペイン』なんかが面白いところに前述の新作が絡んでくるような感じでしょうか。
というか前期に『ハルヒ』が与えた衝撃が大きすぎて、どうもそれ以外のアニメの面白味っていうのがわかりにくく感じてしまうのは気のせいなのかな。ちょうど10年くらい前にも『エヴァ』のショックが大きすぎてそれ以外の作品がどうしても「エヴァ以下」に見えてしまうという病にかかった記憶があるけど、今それに近い感覚があるような気がしてなりません。本当は『ハルヒ』をあんまり手放しで誉めたくないんですけどね。

*1:いや、ここ数年はすっかり買い専ですが