Mac生活をしてみて思ったこと

実は去年の秋にMacBook Pro (13-inch, Mid 2009)を買って以来、人生初のMac生活を送っています。とはいえ自宅にはWindows Vistaの自作機があるし、職場はWindows XPなので、完全にMac生活に移行したわけではないんですが、Windows 3.1の頃からWindows一筋をやっていると結構大決断だったりもします。
とはいえ半年以上にわたって、Mac生活というか両刀使いをやってみると、意外と困ることがなかったりもします。

クラウドってすごいね

困らなかった最大の理由はこれかな。Googleの各種サービス類やEvernoteとかがあると、プラットフォームを意識しなくて済みます。結局、手元のOSなんて何でもいい。自宅のPCだと最近ほとんどやってないけどエロゲーの問題がありそうだけど、職場のPCはWindowsを捨ててもいいような気がします。Microsoft Officeが必要なくて、SSHクライアントとブラウザとメーラーくらい使えれば十分な仕事なので、Ubuntu辺りに移行してみようかなぁという下心も。

クロスプラットフォームって素晴らしいね

メインブラウザはFirefoxなんですが、メーラーThunderbirdに移行してみた。WindowsでもMacでも同じ操作感で使えてるので満足してます。iTunesWindowsよりMacの方が快適っていうのもあるかなぁ。劇的に使い易いテキストエディタが無いような気がしてるというのがネックではあるけど、WindowsだろうがMacだろうがLinuxだろうがvimを使うようにしてみたら、それはそれで意外と困らなかったりもして。
あとGoogle日本語入力のおかげで、これもWindowsMacの操作感が同じにできたというのも重要な点かもしれません。

ブラウザで何でもできるってすごいね

大抵のことがブラウザ上で完結できるんじゃないかということに気づきつつあったというのも、Macを買ってみようと思ったきっかけの一つではあります。クラウド系サービスはブラウザさえあればOKというのが多いわけで。日頃からアドオン入れまくりの重武装Firefoxがメインだけど、Greasemonkeyとかで多少の改造で使い勝手は十分なものが多いしね。TwitterクライアントもいろいろWindows/Macネイティブなのも試したけど、結局EchofonとHootSuiteに落ち着いちゃったし。せっかくのMacなのでOmniFocusもちょっと使ってみたけど、ToDo管理はRememberTheMilkでできちゃってるし。

MacBook Proのマシンパワーってすごいね

VAIO typeTからMacBook Pro (13-inch, Mid 2009)に移行したんですが、体感的なマシンパワーは倍以上に感じます。まあ重量も倍近いけど。マシンパワーを求めるならVAIO ZとかThinkPad Tとかに移行するっていう手もあったんだけど、コストパフォーマンスに押されてMacBook Proを選んでみたわけです。Mid 2010になってさらにコストパフォーマンス上がってる感じあるしね。
いや、重武装Firefox使ってると、VAIO typeTでは力不足が明らかだったんですよ。その点、メモリ4GBのMacBook Proだと必要にして十分。仮想マシンを動かすのも余裕だし。あと基本、持って歩いてはいるけど、2kgの重量も慣れてきた。

結局、Windowsネイティブじゃないと困ることってなんだろう

と考えてみると、これが思いつかなかったりします。証券会社とかの投資系ツール類はWindowsネイティブが多いので、しいていうとそれくらい。日常的な使い方では別にOS依存の問題でいかんともし難いというシチュエーションに遭遇しませんでした。むしろMac固有のUIだったり、ターミナルの使いやすさだったり、ベースがBSDだから手元でシェルスクリプトとかを書いて動かせるというのが地味に楽しかったり。
まあ結構特殊な使い方をするので、普通の人にMacを勧められるかというとまた別の問題かもしれませんが、結構どうにかなるんじゃね?というのが、Mac生活を送ってみた感想だったりします。