声優予備軍ってどのくらいいるのかな

どういう人の縁なのかわかりませんが、ここのところ立て続けに「声優予備軍」的な人にちょくちょく出会ってしまっています。年齢的にも私とそう大きくは離れない範囲(だいたい25±3歳くらい)の方々。まあリアルに縁のある人はmixiの方しか見てないだろうからという目論みがあるので、はてなの方にこういうエントリーを試みている次第。*1
そういえば春に終わってしまった『真剣10代しゃべり場』の最終期にも、声優専門学校に通ってる男の子がいたなぁ。


ちょうど林原めぐみオリコンチャートに食い込んでしまったりしていて、「第3次声優ブーム」なんていう言葉が叫ばれるようになっていた90年代半ば、確か三ツ矢雄二氏だったと思うけど、「今声優になりたいと思ってる人は東京ドームいっぱいくらいいて、実際になれるのはグラウンドに立っている人たちくらいだ」というような意味の発言があったのが妙に印象に残っています。つまり5万人の予備軍がいて20人くらいしかモノにならないという意味だと捉えていますが、10年経った今でもその数にはそう大差がないか、下手をすればダービーの時の観客数とゲートに入っている競走馬(15万分の20くらい)の比率になってしまっているんではないかという気さえします。

そもそも今の日本に「職業声優」と呼ぶべき人たちが何人くらいいるもんなのかというのは素朴な疑問としてあって当然です。あちこち探してみると.lainさんの声優データベースだと今日現在1798名がリスト化されています。一方日俳連のWebサイトを見てみると、会員数は2800名と書いてあります。この内いわゆる「ランク」を持っている人がどのくらいいるのか公表してもバチは当たらないと思いますが、まあどう転んでも千数百人の声優が日本にいるというのは事実のようです。そんなにいたのかという気もしますが。

といいつつも「声優データベース応援ページ」のブログなんかを見ると顕著ですが、見慣れない名前をたくさん見かけるようになった気もします。毎年どのくらいの新人がデビューしているのかという統計を見たことはありませんが*2、「テレビアニメのエンドロールに名前が載る」をデビューの基準としてもここ1年くらいで100人近い人がデビューしているのではないかと感じてしまいます。

じゃあ声優の間口は以前と比べて広くなったのかというとあまりそうは感じません。アニメもゲームも増えて声優の需要は確実に大きくなっているとは思いますが、それに正比例するほど新人が入り込む余地は多くはないのではないかという漠然とした印象でしかありませんが。少なくとも声優系専門学校の募集枠が減ったというような話は聞かなくて、むしろ増えてるんじゃないかとさえ感じます。

10年くらい前にも声優予備軍みたいな人たちがテレビに出ている場面を見たことがありますが、公園とか土手で発声練習をしているみたいな微笑ましい絵だったように思います。きっと今でもそういう予備軍の人たちはいるんでしょうが、最近はもっと大っぴらにパブリックな場に出ている人が多いのかなと感じることがあります。どれくらい流行ってるのかはよくわかりませんが、例えば「ボイスブログ」ってヤツをやってる人はほとんどが声優予備軍なんじゃないかと感じてしまうわけです。うーん、Podcastingって素晴らしい。*3

話のオチが無いな…。

今って声優予備軍の人が声優予備軍のままいろんなことができる土壌があるのかなと思うわけです。ボイスブログだったり、あるいはライブハウスで活動している人なんかで声優を目指してるっていう人も見たことあるし。コスプレイヤーの人にもそういう人が結構いるんじゃないかなという印象もあります。

ますます話のオチが無いな…。

ネット声優と呼ばれる人がいますが(以前からある言い方をすればネットアイドルの人もそうなんですが)、そういう人たちって最終的にどういうところを目指しているのかなっていう素朴な疑問が湧いてきたから、考えてみたことを調べながら書いてたらこういう話になったのではないかと今気がついた。*4

*1:まあマイミクのマイミクだったり、さらに先だったりもするけど

*2:あるのかね…

*3:ソニーのNWウォークマンユーザなので、ちゃんとやったことないけどね。できなくはないんだが

*4:ついでに言うと『ラブゲッCHU』にインスパイアされてるんじゃないかという気もしてきた