銀盤カレイドスコープ 第12話(最終話)「シンデレラ」

師走というのは忙しいもので、視聴が滞り気味で更新もままなりませんが、気になったところからチェックして順に感想を書いていこうという次第です。コミケのカタログチェックもまだだよ…。

というわけでまずはこれ。ラストの2話は非常に盛り上がる展開で面白かったんですが、先週は現実の方の「GPファイナル」を見た後にこれを見て、今週は「全日本フィギュア」を見た後でこれを見てしまったので、はっきり言ってアニメの中に面白味を見いだせなかった。
前にも少し書いたけど、演技のシーンを真っ正面から描くことを放棄したのがこの作品の英断であり、タズサとピートの掛け合いに主軸を置いていたからこそ面白かったというのが大きいんだけど、いかんせんラストに重なるようにして現実の女子フィギュアが面白すぎたので、相対的にだけどこの作品からフィギュアの面白さを感じられなくなってしまったというのが大きなマイナスポイントだったな。
加えて作画を始めとする低予算感(音響演出もちょっとしょぼい)と、ラストの駆け足っぷりが輪をかけてしまった感じ。あとはタズサとピート以外のキャラがほとんどまともに描かれなかったというのも惜しいところかな。下手するとこの作品の良いところは川澄綾子吉野裕行の芝居っぷりしか残らないような気はするし、実はハマリ役とは思えない不安感がずっとあったりもしたけど、何故か気になってしまうところがあった作品なのは事実かと思います。

でもまああれだ、トリノオリンピックの女子フィギュアには目が離せなかったりするのですよ。