コミックス版『おねがい☆ツインズ』

アニメ以上にエロくて萌えるのであきかん氏の絵は賞賛に値するんだけど、いかんせん薄い。前作『おねがい☆ティーチャー』のコミックス版の全2巻という内容でもストーリーが薄味だったというのに、『ツインズ』では全1巻完結だもんなあ。
深衣奈と樺恋が麻郁に惹かれていくところとか、恋愛同盟とか、深衣奈の過去の挫折とかはもうちょいじっくり描かないと伝わるものも伝わらないんじゃないかと思ってしまうわけです。ラストに母親を出して来て謎解きに持って行くというのは斬新なアイデアだとは思うんだけど、そこまでの引きつけが弱いからあまり感動的に見えないのが残念。
読みながらストーリーに対しては強烈な脳内補完をかけないと味わい切れないんだけど、逆に今度アニメを見返したときにこのコミックス版のエロさでアニメのこそばゆさを補完できそうな気はするな。