自分の『エヴァ』に対する情熱の冷めっぷりに驚いた

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』が公開されて、ブログ界隈などを眺めていると好評を通り越して絶賛なのかなと生暖かく見守っています。
とはいえあまり積極的に映画館に見に行く気が起きません。土日とかに暇があったら見に行ってもいいかなぁというくらいのモチベーションはあるんですが、ここのところ忙しいせいもあって*1、見に行くかどうかは不透明です。どうせブルーレイが出たら買っちゃうんだろうなという割り切りもあるからかもしれません。

そうはいいつつも、14年前の本放送時や12年前の『EOE』のころに比べると、『エヴァ』に対する情熱がすっかり冷めてると感じています。旧作は何回も見たし、LDで全巻持っているにもかかわらずDVD-BOXを買い直したりするほどだったんですが、今回の新劇場版シリーズに対しては、当時ほどのモチベーションがありません。
「映画館でアニメの映画を見る」ということに対するモチベーションとしては、『サマーウォーズ』とか『東のエデン』の方がよっぽど大きいし期待しています。

何でだろうと思うと、わかりきってたりもします。
私の中で『エヴァ』は12年前の『EOE』で終わってしまってるからでしょう。
あれほど好きで、あれほどLDやDVDやグッズを買い漁った作品ではありますが、『EOE』の時に明確に「終わった」という感慨がありました。あれほど好きな作品だったからこそ、『EOE』のラストシーンに衝撃を受けつつ、これが終止符なんだと思えたんだと思います。

新劇場版シリーズが単なる「リメイク」ではないっていうのは理解していますが、むしろ好きだった作品だからこそ「別に掘り返さなくてもいいんじゃないかな」という思いがあります。消化不良感がある作品だったというのはわかってますが、それも含めて、考察したりする余地が大きすぎたからこそ、『エヴァ』という作品の良さがあったようにも思っています。

*1:『序』の時も結局忙しくて見に行けてないし。最近、仕事と生活が忙しくて休みの日は引きこもりがち。